〔用途〕 ◆ボルトクリッパは、線材、棒鋼、硬銅線、より線なとを切断する工具です。 | ||||||||||||||
〔特徴〕 ◆ボルトクリッパは、大きく分けると刃とハンドルからなっていて、メーカーによってその機構は多少違いますが、原理的には、てこの作用を2段に応用したものです。ハンドル末端に加えた力が、刃先では、30〜50倍の力となり、線材等を簡単に切断できます。 線材や棒鋼などを切断するには、刃やバンドルに大きな力がかかりますので、全体に頑丈にできています。 ハンドルは鍛造品とパイプの組合わせ(写真1)が一般的で、アルミニウム合金鍛造(写真2)やダクタイル鋳造製もあります。 | ||||||||||||||
刃先の硬さは、JISで52〜62HRCと決められています。 検査は実際に線材を切って、刃部及び結合部の状態や、切断荷重などについて行っています。 | ||||||||||||||
〔種類〕 ◆ボルトクリッパの寸法は、全長で呼びますが、実際の長さは、呼び寸法より少し長い目に作られています。 | ||||||||||||||
◆呼び寸法は300〜1050mmまでの7種類があり、刃先の形状も、両刃と片刃の2種類があります。 | ||||||||||||||
・・・・・・・・・・・・ 参 考 ・・・・・・・・・・・・ | ||||||||||||||
●アンギュラーカッタ ボルトクリッパの刃を約30度曲げ、鉄筋コンクリート工事などの際、外へ出ている鉄筋などを根元から切断ずることができるカッタです。 呼び寸法や切断できる最大径も、ボルトクリッパとまったく同じで、刃を交換ずればボルトクリッパとしても使えます。 | ||||||||||||||
〔使い方〕 ◆刃先すき間の調整が不完全で切れ落ちないため、"こし"たりすると、刃先が欠け、飛び散る場合があり、非常に危険ですので絶対にしないようにして下さい。 | ||||||||||||||
◆ボルトクリッパの呼び寸法と、切断できる最大径の関係はJISで決まっていますが、より安全に、より長く使っていただくために、メーカーでは線材の硬さと最大径を決めています。 | ||||||||||||||
◆刃先のすき間を調整する機構としては、調整フレーム式と、偏心ボルト式の2種類が主に使われています。細い線材などを切断した時、切れ落ちない場合があります。そのような時に、調整フレームや偏心ボルトを使って、刃先のすき間が少なくなるように調整します。 | ||||||||||||||
◆刃は取り外しができるようになっていて、切れなくなった時には新しい刃に取り替え、長く使用することができます。もちろん刃だけでも購入することができます。 | ||||||||||||||
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