5.ボックスレンチ
 
 
〔用途〕
◆主にボルト・ナットを締めだり、緩めたりする場合に使います。

 自動車用ではホイールナット用ハブナットレンチがあり、
 タイヤ交換などに使います。
 
〔特徴〕
◆ソケットレンチにハンドルが付いたものです。
 ハンドル一体式はガタツキが無く使いやすい。
 
〔種類〕
◆一般作業用や自動車用などがあります。
◆ハンドルの外観形状で分類します。
 
●L形レンチ
大きな力が出しやすいL形状です。キセルレンチと呼ぱれるものもあります。
自動車搭載のハブナットレンチはこのタイプです。
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●T形レンチ
早回しなど連続作業がしやすく、力の掛け具合を加滅しやすい形状の
便利工具です。
ジョイント付はT形フレックスレンチです。
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●X形レンチ
4種類のボックスが十字形に組合わされたレンチでクロスリムレンチと呼びます。類似品にY形レンチがあります。
◆JISは、自動車用ホイールナットレンチがあり、片口L形、両口形、
 片口T形、ハンドルが規定されています。
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〔使い方〕
◆ボックス部をボルト・ナットの奥まで入れて使います。
 通常、片手で大きな力を加える場合は手前に引くように使います。
 (手前に引くとカの加減がしやすく、ボルト・ナットの緩み状況などが
 分かりやすい)
 T形やX形など両手で使用するものは、左右の力をバランス良く調整して
 回します。
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注意
1. レンチを足で蹴ったり、不安定な状態で体重を乗せないで下さい。
2. パイプなどを継ぎ足して使わないで下さい。
3. ボックス部とボルト・ナットにガタがありすぎると滑ることがあります。